研究課題
基盤研究(B)
本研究では中枢神経疾患におけるアストロサイトの新たな役割に焦点を当てる。炎症・抗炎症性の反応性アストロサイトへの機能変化について、バイオインフォマティクスを取り入れたデータ駆動型の病態研究により、シグナルの上流および下流のパスウェイを探索しながら、in vitroおよびin vivo病態モデルを用いて検証する。その過程では、病態モデルからのアストロサイト選択的分取による遺伝子発現解析も行い、抗炎症性アストロサイトの寄与が認められているマウス脳虚血傷害モデルを駆使して、CNS炎症が関連する中枢神経疾患の発症/病態増悪における反応性アストロサイトの新たな役割および創薬標的を明らかにする。