研究課題
基盤研究(B)
本研究は、薬物過敏症とHLA多型の関連に焦点を当て、特にHLAで提示されるペプチドに薬物が非共有的に結合し、形状変化を通じてT細胞受容体が活性化するpharmaco-immune(p-i)仮説の検証を目的とする。我々は、B57:01とアバカビル(ABC)、B15:02とカルバマゼピン(CBZ)の組み合わせを用い、ERストレスの発生及び細胞表面の未成熟HLA出現の有無が免疫応答及び皮膚炎症に与える影響を、in vitroおよびin vivoで解析する。この研究により、薬物過敏症の発症機序の理解が深まることが期待される。