研究課題
基盤研究(B)
腸管粘膜には孤立リンパ濾胞(ILF)と呼ばれるリンパ組織が存在し、免疫応答の場になる。しかし、ILFが免疫記憶の場であるかは不明である 。本研究ではILFの構成細胞である3型自然リンパ球(ILC3)に着目し、腸管免疫記憶形成の原理解明を目指す。 本計画ではノロウイルス類似粒子(VLP)の経口投与モデルに「ILC3を特異的に減少または欠損した遺伝子改変マウス」を用いたILC3機能のl oss of function 実験と「同定済み核内受容体のリガンド」を用いたILC3機能のgain of function 実験を組み合わせ、ILC3と粘膜免疫記憶の 成立および維持の関係をin vivoで証明する。