研究課題
基盤研究(B)
研究代表者はASD成人の脳内還元型グルタチオン(GSH)のMRS研究でASD成人の脳内GSHシステム変化を有意に認める脳領域を初めて同定した。この所見は、ASD成人に有効な5-アミノレブリン酸(5-ALA)の治療標的になる可能性がある。本研究ではASD児童における中枢と末梢のGSH変化のメカニズムを明らかにする目的で、①ASD児童の脳内酸化ストレス状態を評価するMRS/fMRI研究、②ASD児童を対象とした5-ALAリン酸塩の特定臨床研究、③ASDマウスを用いた5-ALAリン酸塩投与前後の脳内・血中GSHシステムの研究、④ASD児童の5-ALA介入効果を脳MRSで検証する臨床試験を実施する。