研究課題/領域番号 |
23K27554
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補助金の研究課題番号 |
23H02863 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
長谷川 功紀 福島県立医科大学, 保健科学部, 教授 (50525798)
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研究分担者 |
山本 誠一 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 上級研究員(研究院教授) (00290768)
高橋 和弘 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20370257)
佐藤 達彦 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究主席 (30354707)
城寳 大輝 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 助手 (40848876)
右近 直之 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 講師 (70792985)
鷲山 幸信 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (80313675)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2025年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | マイクロジメトリ / アルファ線 / 組織化学 / PSMA / 固相合成 / At-211 / マイクロドジメトリ |
研究開始時の研究の概要 |
アルファ粒子局在と特異的分子局在を細胞レベルで同一視野に検出するマイクロドジメトリ解析法の開発を目的とする。そのために液体シンチレータと組織封入剤の性質を合わせ持つ溶液を合成する。シンチレーションおよび蛍光免疫染色の発光を高感度CCDカメラで、同一視野に、ほぼ時間差なく撮像し、画像を重ね合わせることでアルファ粒子局在と特異的分子局在を細胞レベルで解析する。その結果から精密な細胞モデルを構築し、シミュレーションによりアルファ粒子の挙動を算出、周囲細胞への被曝量推定を行う。
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研究実績の概要 |
本年度はアルファ線放出核種であるAt-211標識薬剤の調製法を検討し、また同時にマイクロドジメトリ解析に向けた顕微鏡のセットアップを行った。具体的には、薬剤として前立腺がんを標的とするPSMAを選択し、その合成法開発に着手した。様々な誘導体を簡便に合成するため、固相法を利用したPSMA誘導体の合成法を開発することができた。また合成途上で起こる副反応の解析法を開発した。その合成法を利用して複数のPSMA誘導体の合成に成功した。誘導体への標識としてはGa-68体、蛍光標識体などを合成することができた。またPSMA発現細胞を用いて、それら誘導体のPSMAに対する結合活性を評価する系の立ち上げを行っている。そして現在、合成した誘導体のPSMAに対する結合特異性を解析している。またそれぞれの誘導体の親和性を比較解析している。またマイクロドジメトリ解析で比較対照として必要となる抗体を用いたPSMA検出法の立ち上げも行っている。抗体を用いて細胞中のPSMA発現、組織中のPSMA発現を定量評価する方法を検討している。また顕微鏡のセットアップには想定よりも時間を要したが、3月に導入することができた。次年度に向けて、簡便なPSMA合成法の開発に引き続き、At-211標識を簡便に行うための方法を検討している。また簡単にPSMA発現細胞中の集積を可視化するためにPSMAリガンドの蛍光標識体を用いて観察を始めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
顕微鏡の導入において、高感度CCDカメラの調達に想定以上の時間を要した。最終的に年度末である3月に導入することができたが、研究の進捗がやや遅れる原因となった。
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今後の研究の推進方策 |
PSMA誘導体のPSMAに対する結合活性をPSMA発現細胞を用いて明らかにする。また次のステップとして腎臓などのPSMA発現組織を用いて細胞レベルでPSMA発現部位を確認すること、その部位へ標識PSMA誘導体が集積することを組織レベルで可視化できるか確認する。そして定量評価法を検討する。顕微鏡による蛍光標識PSMA誘導体、アイソトープ標識誘導体との集積を比較検討する。
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