研究課題
基盤研究(B)
本研究では、膵癌等の難治性固形癌の根治を目指す新しい治療コンセプト「癌治療により変化した癌間質に対する根治療法」の開発及び有効性の評価を行う。このコンセプトは、放射線や抗癌剤治療後に障害を受けた癌細胞の防御反応として起こる間質形成に関わる因子を標的とするもので、それにより間質形成を阻害し残存病変の根絶を実現するものである。この治療コンセプト実現のために、治療により変化した癌間質を認識する抗体、治療効果の高いα線放出核種225Ac、組織浸透性が高い低分子を組み合わせる。