研究課題
基盤研究(B)
進行肝癌における免疫療法の治療効果は腫瘍免疫微小環境に規定される。進行肝癌の2/3を占める非炎症性腫瘍は基本的に免疫抵抗性である。我々は、進行肝癌の腫瘍免疫微小環境は時間経過や治療により変わること、複合免疫療法の治療効果は細胞傷害性T細胞の腫瘍浸潤により規定されることを明らかにした。そこで、何が肝癌の腫瘍免疫微小環境をhotにするか、どうしたら腫瘍免疫微小環境をhotに出来るか、を検討し、新たな複合免疫療法の確立を目指す。そのために、腫瘍免疫微小環境をhotにする介入について、基礎的かつ臨床的解析を行い、肝癌に対する腫瘍免疫賦活化による革新的な進行肝癌の複合免疫療法の確立を目指す。