研究課題
基盤研究(B)
末端黒子型悪性黒色腫はわが国での発症数が多いもののその発症の詳細な分子機構は分かっていない。申請者らは末端黒子型悪性黒色腫の予後と強く相関する遺伝子としてNUAK2を特定。色素幹細胞増殖に働くことで悪性黒色腫発症に深く関わっていることを見出した。しかし色素幹細胞の自己複製メカニズムがどのように制御され、その促進がどのようにして悪性黒色腫発症に至るのかは不明のままである。本研究では色素幹細胞の自己複製メカニズムを制御する分子機構を解明し幹細胞自己複製制御機構異常による悪性黒色腫発症機序を明らかにする。