研究課題
基盤研究(B)
タンパク質の恒常性維持は造血幹細胞(HSC)の機能制御に極めて重要であるが、白血病幹細胞(LSC)の生成・維持における役割には不明な点が多い。そこで本研究では、タンパク質の恒常性制御がいかにAML/MDSのLSC生成・維持に関わっているのか、特にタンパク質の合成と分解に焦点をあてて解明する。具体的には、リボソーム生合成・翻訳などを介したタンパク合成制御やユビキチン化によるタンパク分解に焦点をあて、LSC制御やAMLの化学療法抵抗性との関連を明らかにする。これらを通じてタンパク合成・分解を標的とした新規治療薬創出につなげ、将来的なAML/MDSの治療成績向上につなげることを目指す。