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細胞系譜に着目したiPS細胞由来間葉系幹細胞の基盤的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K27719
補助金の研究課題番号 23H03028 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

池谷 真  京都大学, iPS細胞研究所, 准教授 (20442923)

研究分担者 豊岡 やよい  京都大学, iPS細胞研究所, 特定助教 (20360597)
本池 総太  京都大学, iPS細胞研究所, 特別研究員(PD) (80881292)
上谷 大介  京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (30462675)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2025年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2024年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2023年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
キーワード間葉系幹細胞 / 細胞系譜 / 発生系譜
研究開始時の研究の概要

本申請では動物由来成分を含まない(ゼノフリー)条件下でiPS細胞から均質・大量の誘導MSC(induced MSC, iMSC)を複数種類作製する方法を開発する。
iMSCの中間細胞としては、従来から起源細胞といわれている中胚葉細胞(体節中胚葉細胞、側板中胚葉細胞、側板中胚葉経由肢芽細胞)以外に、頭部神経堤細胞と体幹部神経堤細胞を加えた、5種類の発生系譜の異なるiMSCを作製する。また、iMSCの特性として、分化能、増殖能、遊走能、形態、遺伝子発現などを解析し、比較する。さらにこれらの特性を、生体(骨髄、脂肪、臍帯、歯髄)由来MSCと比較する。

研究実績の概要

本申請では動物由来成分を含まない(ゼノフリー)条件下でiPS細胞から均質・大量の誘導MSC(induced MSC, iMSC)を複数種類作製する方法を開発する。iMSCの中間細胞としては、従来から起源細胞といわれている中胚葉細胞(体節中胚葉細胞、側板中胚葉細胞、側板中胚葉経由肢芽細胞)以外に、頭部神経堤細胞と体幹部神経堤細胞を加えた、5種類の発生系譜の異なるiMSCを作製する(①5種類のiMSCの誘導)。また、iMSCの特性として、分化能、増殖能、遊走能、形態、遺伝子発現などを解析し、比較する(②iMSCの特性解析)。さらにこれらの特性を、生体(骨髄、脂肪、臍帯、歯髄)由来MSCと比較する(③生体由来MSCとの特性比較)。
本年度に実施した研究成果については下記の通りである。
①5種類のiMSCの誘導:中間細胞として頭部神経堤、体幹部神経堤、体節中胚葉を誘導し、凍結ストックを作製した。また、これら3種類の細胞からiMSCを作製し、凍結ストックを作製した。
②iMSCの特性解析:系譜の異なるiMSCの特性解析として、iMSCの分化能、増殖能、遊走能、形態、網羅的遺伝子発現の解析を開始した。具体的には、分化能として骨・軟骨・脂肪細胞への誘導能を化学染色(アリザリンレッド染色、アルシアンブルー染色、オイルレッドO染色)により検出し、細胞の形態としてセルソーターによるFCS、SCSによる解析を実施し、網羅的遺伝子発現解析としてバルクのRNAシーケンスを行った。また、細胞の遊走能としてスクラッチアッセイの立ち上げ準備をした。全て手技的には問題なく立ち上がっており、2024年度の本格解析に向けて順調に研究を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は予定していた「①5種類のiMSCの誘導」については、目標としていた3種類の細胞の中間体およびiMSCの誘導と凍結ストックを作製することができた。また「②iMSCの特性解析:系譜の異なるiMSCの特性解析」についても、2024年度以降の本格解析に向けて実験手技の確立に成功した。よって計画通り順調に研究が進展していると評価した。

今後の研究の推進方策

2024年度は計画通り「①5種類のiMSCの誘導」「②iMSCの特性解析:系譜の異なるiMSCの特性解析」を継続して進める。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書

URL: 

公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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