研究課題
基盤研究(B)
間葉系幹細胞(MSC)は種々の疾患の治療能力を有していることが明らかになりつつある.一方で,一部の疾患において「MSCの劣化」が症状増悪の一端を担っていると仮定しうる状況も見られるようになってきた.本研究ではこれを「間葉系幹細胞関連疾患」と定義し,疾患治療のターゲットを「劣化MSCの治療」に置くという視点を提示したい.そのために,まずMSCの疾患治療能力の謎を解明し,劣化MSCの機能改善・向上を通して新規治療法や創薬に結びつけることを目標とする.