• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

生体ボリュームイメージ解析による初期骨組織構築の解明―細胞・骨基質の両面から―

研究課題

研究課題/領域番号 23K27804
補助金の研究課題番号 23H03114 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

上岡 寛  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (80253219)

研究分担者 原 徹  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究センター, グループリーダー (70238161)
中條 真奈 (橋本真奈)  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (80824581)
伊豆 弥生  日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 教授 (90431949)
王 紫儀  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (71000113)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2026年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2023年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
キーワード骨モデリング / 生体ボリュームイメージ解析 / メカニカルストレス / コラーゲン線維 / FIB-SEM / を生体ボリュームイメージ解析 / 骨形成 / 骨細胞ネットワーク / XII型コラーゲン
研究開始時の研究の概要

我々は前回の基盤研究(B)で広領域の骨系細胞と詳細なコラーゲン配行を同時に捉えるこ
とに成功し、その研究過程で整然とした骨細胞ネットワーク形成と秩序正しいコラーゲン線維の配行が骨の形状と機能の維持に関与していると考えるようになった。しかしながら、この両者が同時に生じるための矛盾点にも気がついた。そこで「骨細胞ネットワーク形成が完了する時期とコラーゲン線維が秩序正しく配列する時期に焦点を当てることは初期骨形成機序の解明において重要な論点ではないか?」という学術的問いに至った。そこで、本年は、同調性の欠如した骨芽細胞をもつKOマウスを用いて初期骨形成機序を形態計測学的に解明していく。

研究実績の概要

我々は前回の基盤研究(B)で広領域の骨系細胞と詳細なコラーゲン配行を同時に捉えることに成功し、その研究過程で整然とした骨細胞ネットワーク形成と秩序正しいコラーゲン線維の配行が骨の形状と機能の維持に関与していると考えるようになった。しかしながら、この両者が同時に生じるための矛盾点にも気がついた。そこで「骨細胞ネットワーク形成が完了する時期とコラーゲン線維が秩序正しく配列する時期に焦点を当てることは初期骨形成機序の解明において重要な論点ではないか?」という学術的問いに至った。そこで、骨芽細胞から骨細胞への移行と、その移行に際して骨芽細胞から産生されるコラーゲン線維の構築過程を生体ボリュームイメージ解析で解明し、さらにコラーゲン線維の配行に必要な骨芽細胞の同調移動にも着目し、同調性の欠如した骨芽細胞をもつKOマウスを用いて初期骨形成機序を解明していく。そして、矯正歯科治療後の骨の安定性を解明できる基盤的研究とする。
これまで、3次元ボリューム解析はニワトリ胚頭蓋骨を用いて行ってきた。しかしながら、今回用いるマウス長管骨の解析では新生骨の形成場所が限定されるために観察部位を絞る必要がある。そのために当初の研究目的のようにワイルドマウスでカルセインを用いた場所の特定を行う。つぎに該当する部位のFIB-SEMを用いた観察に移行する。そして、今回伊豆先生との共同研究で使うXII型コラーゲンの発現を欠損したマウスでの観察に移行する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ワイルドマウスでの骨新生部位の確認をカルセインを用いて行った。また、長管骨のFIB-SEM用の固定・電子染色条件を各種検討したところ、観察するに足る結果を得ることができた。

今後の研究の推進方策

XII型コラーゲンの発現を欠損したマウスでの3次元ボリュームイメージ解析を行うことで、ワイルドタイプとの形態的な違いを検討していく。そして、骨芽細胞の移動方向の決定をインテグリン、ヴィンキュリンなどの細胞接着因子を観察することで決定して、形態形成の方向性について検討していきたい。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Electrochemical control of bone microstructure on electroactive surfaces for modulation of stem cells and bone tissue engineering2023

    • 著者名/発表者名
      Cao Danfeng、Martinez Jose G.、Anada Risa、Hara Emilio Satoshi、Kamioka Hiroshi、Jager Edwin W. H.
    • 雑誌名

      Science and Technology of Advanced Materials

      巻: 24 号: 1 ページ: 2183710-2183710

    • DOI

      10.1080/14686996.2023.2183710

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] Bundling of collagen fibrils influences osteocyte network formation during bone modeling2023

    • 著者名/発表者名
      Hashimoto Mana、Takahashi Haruka、Tabata-Okubo Kaori、Nagaoka Noriyuki、Tokunaga Kazuaki、Matsumori Haruka、Ishihara Yoshihito、Kaku Masaru、Iimura Tadahiro、Hara Toru、Kamioka Hiroshi
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 13 号: 1 ページ: 22028-22028

    • DOI

      10.1038/s41598-023-48786-y

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] モデリング期における骨組織内コラーゲン細線維の三次元形態計測2023

    • 著者名/発表者名
      橋本真奈、高橋春香、中逵敬太、田畑香織、長岡紀幸、原徹、上岡寛
    • 学会等名
      第43回日本骨形態計測学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi