研究課題/領域番号 |
23K27866
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補助金の研究課題番号 |
23H03176 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58040:法医学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
猩々 英紀 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (60284626)
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研究分担者 |
葛西 宏威 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (20324189)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2027年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2026年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2025年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 脳の生活反応 / 中枢神経免疫システム / 脳内免疫細胞 / 中枢神経系リンパ管 / 脳内免疫 |
研究開始時の研究の概要 |
法医学において生活反応(出血や細胞反応などの生体反応)は損傷が生前に生成したことを示す重要な証拠である。また、免疫システムを介し た生活反応の証明は、損傷機転や受傷後経過時間の解析に利用されている。ところが、免疫システムを利用した脳の生活反応の解析は殆どなか った。そこで、本研究では、脳の炎症や消炎に関わる免疫細胞基盤を明らかにし、免疫システムを指標とした生活反応のマーカーを創出するこ とを目指す。
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研究実績の概要 |
生活反応(出血や細胞反応などの生体反応)は損傷が生前に生成したことを示す重要な証拠である。また、免疫システムを介した生活反応の証明は、損傷機転や受傷後経過時間の解析に利用されている。ところが、中枢神経系は免疫特権領域であり、これまで正常な脳では免疫細胞の出入りはないと考えられていたために、免疫システムを利用した脳の生活反応の解析は殆ど実施されてこなかった。しかし、マウスの硬膜静脈洞の内表面にリンパ管が発見され、正常な状態でも免疫細胞が脳とリンパ管を移動している可能性が示唆された。即ち、これまで見過ごされてきた免疫システムを介した生活反応のマーカーを見出すことができるかもしれない。そこで、本研究では、ヒトの中枢神経系にもリンパ管が存在することを分子組織化学的に証明し、脳脊髄液を介して移動する免疫細胞を特定すると共に、脳の炎症や消炎などに関わる免疫細胞基盤を明らかにし、新たな生活反応のマーカーを創出する事を目指している。 当該年度は新たなヒト試料を採取することが困難であったことなどから、固定組織標本を中心に解析を実施した。また、免疫組織化学的手法を用いて固定組織標本から脳内免疫細胞を解析するために新規方法の開発を試みた。現在も脳実質へ移動する免疫細胞を鋭意解析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究ではヒト試料として法医剖検例を用いている。検体の特性上、採取基準を満たす試料を得ることが困難であった。そこで、固定組織標本を用いて新たな脳内免疫細胞解析法の開発を実施している。しかしながら、再現性の検討を含め研究全体進捗状況はやや遅れているとした。
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今後の研究の推進方策 |
今後も引き続きヒト試料の採取を実施すると共に、未固定試料および固定試料を用いて脳実質へ移動する免疫細胞の解析を実施する。また、得られた結果を基に、脳実質へ移動する免疫細胞を特定する計画である。
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