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夜勤・交代勤務従事者における心拍サーカディアンリズムと睡眠深度との関連

研究課題

研究課題/領域番号 23K27872
補助金の研究課題番号 23H03182 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

石井 豊恵  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (00452433)

研究分担者 塩谷 英之  神戸常盤大学, 保健科学部, 教授 (00294231)
為井 智也  奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 客員准教授 (40548434)
丹 智絵子  神戸常盤大学, 保健科学部, 特命助教 (60588490)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2025年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2024年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード夜勤・交代勤務 / 心拍サーカディアンリズム / 睡眠 / 長期 / 長期間 / 心拍サーカ ディアンリズム / 夜 勤・交代勤務 / 長期評価
研究開始時の研究の概要

看護師等の夜勤・交代勤務は健康に様々な障害をもたらす。具体的には循環器疾患やがんの発症頻度の増加等である。この原因として夜勤・交代勤務ではサーカディアンリズムの乱れが指摘され、サーカディアンリズムの乱れと共に睡眠の質が低下し、疲労回復効果の低下および健康障害につながると考えられている。現在夜勤・交代勤務従事者に対する様々な対策が行われているが夜勤・交代勤務の生体に及ぼす影響についてはいまだ詳細な検討は不十分である。本研究では「睡眠深度」に着目し心拍数のサーカディアンリズム評価と共に睡眠指標の評価を同時に行うことで、夜勤・交代勤務の生体に対する影響をより詳細に検討する。

研究実績の概要

本研究の目的は
(ⅰ)腕時計型デバイスを用いて、夜勤・交代勤務者の心拍サーカディアンリズムおよび睡眠指標、疲労度を測定することにより、夜勤時のみでなく夜勤・交代勤務による長期的な影響を明らかにする
(ⅱ)夜勤・交代勤務者の中でサーカディアンリズムの乱れが大きい勤務者と小さい勤務者に分け、両群での睡眠深度、健康感、メンタルヘルス、クロノタイプ、疲労度の比較を行い、心拍サーカディアンリズムの乱れと特に睡眠深度を中心とした睡眠指標との関連を比較検討する
である。
R5年度(2023年度)はGARMIN社製腕時計型デバイスの購入とそれを用いた収集データの信頼性を確認するための調査研究の倫理委員会審査申請を行った。承認後、対象者6名に対して調査を実施し、HR、BBT:Beat to Beat Interval等関連パラメータの12誘導心電計計測結果との一致率を確認している最中である。次いで、夜勤・交代勤務者に対するGARMIN社製腕時計型デバイス装着下での約3カ月間の心拍データ収集・分析のための倫理申請も実施した。承認後、対象病院の確定と対象者募集を開始している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2件の倫理申請承認までに数カ月を要したこと(一件あたり約2ヶ月)、 また、GARMIN社製腕時計型デバイスからのデーターの取り出しについて、 外資系のデータ提供会社との交渉やデータ会社を介しないデータ入手について(外資系のデータ提供会社を通すことにより、データ入手費用が多額となることから、 コストを抑えるため)の模索に数カ月を要した。また、 研究費申請前に内諾を得ていた調査実施施設が受け入れ不可となったため、 改めて施設の探索を実施せざるをえなくなった。現在、発生した 問題は解決しつつあり、今後、調査を進めていく予定である。

今後の研究の推進方策

R6年度(2024年度)は引き続き、GARMIN社製腕時計型デバイスと12誘導心電計計測結果との一致率を確認し時計型デバイスの 信頼性を検証する。また、夜勤・交代勤務者の 所属する実習施設の開拓、その実施施設による所属員への腕時計型デバイスと調査用紙(睡眠日誌、健康感、メンタルヘルス、クロノタイプ)を用いた 3ヶ月にわたるデータ収集を継続する。 収集したデータから サーカディアンリズムの周回帰分析、LF/HF比の検出など、基礎的な分析を開始する。
R7年度(2025年度)は引き続き、できるだけ多くのデータを収集しつつ、分析結果の論文投稿や学会発表に向けたデータ分析を実施していく。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書

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公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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