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社会実装を目指した看護師を熱ストレスから守るための個人防護具着用指針の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K27873
補助金の研究課題番号 23H03183 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関九州大学

研究代表者

橋口 暢子  九州大学, 医学研究院, 教授 (80264167)

研究分担者 傳法谷 郁乃  神奈川大学, 建築学部, 助教 (00782301)
若林 斉  北海道大学, 工学研究院, 准教授 (50452793)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2025年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2023年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
キーワード個人防護具 / 熱ストレス / 個人防護部
研究開始時の研究の概要

新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、看護師は、個人防護具(PPE)のマスク、フェイスシールド、ガウン、手袋の着用機会が増えた。個人防護具着用により、身体への熱負荷が増大し、身体的不調が生じることが懸念される。そこで、本研究では、看護師が過度な熱ストレスを受けることなく、安全に感染症患者の看護業務を遂行できるための着用における指針作成を行う。

研究実績の概要

R5年度は、Ⅰ質問紙調査:先行して行ったPPE着用状況と熱ストレスの発生要因に関する調査結果のデータ分析および学会での成果発表を行った。
また、Ⅱフィールド調査:PPE着用時の活動の実際と熱ストレスの発生状況について調査を行った。
調査の内容は以下の通りである。
調査対象: 診療の補助、看護ケア時にPPE(マスク、手袋、ガウン)を着用する看護師
調査内容:(a)基本属性(職種、年齢、臨床経験など)(b)PPEの着用状況(種類) (c)着用時間 (d)着用時に行った処置、ケア (e)着用時の活動量(加速度計) (f)PPE脱衣後の温熱的不快感、熱ストレス自覚の有無と症状 (g)PPE着用前後の体温 調査方法:PPE着用が必要となる患者が入院中の部署に、研究者が待機し、看護師が通常業務の中で、PPEを着用するタイミングに合わせ調査を行った。調査手順:①活動量測定のための加速度計を看護衣に装着 ②着用前のアンケート回答、サーモグラフィー撮影後、PPEを着用③病室に入り必要な処置やケア実施 ④ PPEを脱衣し病室を退出 ⑤脱衣後のアンケート回答、サーモグラフィー撮影後、加速度計の回収。 PPEを実際に着用した際の、処置やケアの種類や活動量を調査した。現在、データの収集およびデータの解析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

質問紙調査の成果を論文化する予定であったが、フィールド調査と並行となり、まだ論文投稿ができていない。まだ、フィールド調査も感染症患者の入院が減り、PPEの特にガウンの着用機会が少なかったため。

今後の研究の推進方策

質問紙調査の学術誌への投稿、およびフィールド調査の学会等での発表を行う。
さらに、以下実験研究を実施する。
Ⅲ実験研究-1:PPEの種類の違いによる心理・生理反応および認知課題パフォーマンスの影響について検討する。対象者:健康な成人男女 PPEの条件:①エプロン、マスク、手袋、②ガウン、マスク、手袋、③マスクのみ、測定項目:皮膚温、発汗量、衣服内温湿度、主観申告、認知課題の正当率と所用時間、活動量 測定手順は以下
の通り①被験者は椅座位安静30分経過後、看護ケアシミュレーションを約20分実施し、その後30分椅座位安静を保持する。皮膚温、発汗量、衣服内温度は、PPE着用前から終了後まで経時的に測定する。PPE着用前後で、主観申告、認知課題を実施する。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 看護師の感染症個人防護具着用時の身体不調の出現の有無と関連要因2023

    • 著者名/発表者名
      橋口暢子,若林斉, Titis WIJAYANTO
    • 学会等名
      第47回 人間と生活環境シンポジウム
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 医療従事者の個人防護具着用が熱ストレス及び作業パフォーマンスに及ぼす影響2023

    • 著者名/発表者名
      林田菜穂,能登裕子,橋口暢子
    • 学会等名
      看護技術学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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