研究課題/領域番号 |
23K27893
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補助金の研究課題番号 |
23H03203 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
吉沢 豊予子 関西国際大学, 保健医療学部, 教授 (80281252)
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研究分担者 |
中村 康香 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (10332941)
笠原 好之 東北大学, 医学系研究科, 講師 (20511835)
有本 梨花 関西国際大学, 保健医療学部, 講師 (30612717)
相馬 深輝 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 准教授 (30753503)
寺田 由紀子 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40738019)
吉田 明莉 関西国際大学, 保健医療学部, 助教 (60982460)
武石 陽子 東北大学, 医学系研究科, 助教 (00586505)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2025年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 生涯発達看護学 / 父子の愛着 / 父子のWell-Being / 育児休業取得 / 生涯看護学 / 父子関係 / 育児休業 / Well-being / 育児関与 / 父子愛着 |
研究開始時の研究の概要 |
父親の育児休業の推進は取得率を上げることで本来の何故父親が育児休業を取る必要があるのか本質の議論はなかったと考える。育児休業は労働と家庭生活の両立のための支援とするならば、家庭生活の良好な営みは、父子のボンディングの向上、子どもの健全な成長発達、家族のWell-being向上と捉え、育児休業取得がこれらのカギとなると考えた。 父親の育児休業期間に伴う父親の育児関与が父子のボンディングに与える影響要因。生理学的、生化学的指標から父子のボンディングのエビデンスの検証する。これらを基に、育児休業の取得支援のために育児休業期の父親育児力の支援プログラムの開発をし、社会実装までつなげることである。
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研究実績の概要 |
)2022年10月の「育児介護休業法」の一部改正により育児休業取得率の上昇が見込まれているが、父親の育児休業の推進は取得率を上げることをアウトカムとし本来の何故父親が育児休業を取る必要があるのか本質の議論はなかったと考える。我々は、育児休業は労働 と家庭生活の両立のための支援とするならば、特に家庭生活の良好な営みとは、これまで母子のみに重きが置かれてきた父子のボンディングの向上、子どもの健全な成長発達、父親のWell-being、家族のWell-being向上と捉え、育児休業取得がこれらのカギとなると考えた。そこで3つの研究課題を設け進める。1. 父親の育児休業期間に伴う父親の育児関与が父子のボンディングに与える影響要因とその関係が、父親が育児に費やす時間によって媒介されるかどうかを検討する。2.心拍変動(周波数パワースぺクトルと位相同期カップリングの2つの解析方法)によって父子のボンディングについて生理学的なエビデンスを検証する。3.父親の特性に合った妊娠期、育児休業期の父親育児力の支援プログラムの開発まで進める。2023年度は、1の父親の育児休業取得期間に伴う父親の育児関与が父子のボンディングに与える影響を調査するために父親のWell-beingをはかる測定ツールの選定、独立変数となる父親の成人愛着尺度などの選定に着手し、倫理委員会に提出する申請書などを書く準備を行った。また、心拍拍動(周波数パワースペクトラム)の解析で、父子の分析を試みた。その結果、2例と少ない事例であるが、母子の同期割合とそれほど変わらない結果が得られた。今後ともこの分析が必要である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は研究者の異動があり、思いのほか研究環境が整わず、研究進行に影響を与えてしまった。本来は、1. 父親の育児休業期間に伴う父親の育児関与が父子のボンディングに与える影響要因とその関係が、父親が育児に費やす時間によって媒介されるかどうかを検討することを目的にWEB調査を行う予定であったが、質問項目の選定に留まってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は研究環境が改善されたことから、第1研究を積極的に進める予定である。さらに 予備研究のように進めていた、父親と子どもの自由遊びにおける心拍変動を用いた同期現象について詳細な分析を進める予定である。新たに対象数を増やすことができるように研究計画を煮詰めていく。
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