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公衆衛生看護研究・実践を推進するタイプ3エビデンス評価指標と適用モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K27915
補助金の研究課題番号 23H03225 (2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2023)
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

岡本 玲子  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60269850)

研究分担者 岩本 里織  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (20321276)
小出 恵子  大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (40550215)
平野 美千代  北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (50466447)
和泉 比佐子  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60295368)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2026年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2025年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
キーワード実装科学 / エビデンス / 公衆衛生看護 / 評価指標開発 / 実践モデル開発 / タイプ3エビデンス / 保健師 / 事業化・施策化
研究開始時の研究の概要

タイプ3エビデンス(状況に応じた実装と普及の方法)とは、リスクを特定し(タイプ1)、介入の有効性を検証する(タイプ2)エビデンスに対し、実際に介入が効果を示す状況 Context を含めて可視化するエビデンスのことである。
本研究の目的は、公衆衛生看護におけるタイプ3エビデンスの質を判断する評価指標と、研究と実践への適用モデルを開発することである。
1年目は評価指標の枠組みと項目を明確化とデルファイ調査の準備、2年目は調査結果に基づく評価指標試案作成と実用性の検証、および適用モデル試案の作成、3年目は適用モデルの実用性検証と、評価指標と適用モデルの活用手引書の作成、4年目は研究成果の普及を目指す。

研究実績の概要

本研究の目的は、公衆衛生看護におけるタイプ3エビデンスの質を判断する評価指標と、研究と実践への適用モデルを開発することである。
1年目は評価指標の枠組みと項目を明確化とデルファイ調査、2年目は調査結果に基づく評価指標試案作成と実用性の検証、および適用モデル試案の作成、3年目は適用モデルの実用性検証と、評価指標と適用モデルの活用手引書の作成、4年目は研究成果の普及を目指している。
1年目は、研究会議をオンラインにて5回、学術集会時に対面にて3回開催した。デルファイ調査の準備段階では、枠組みと項目案の明確化、及び倫理審査について、12月から2月にかけて詰めのメール審議を頻回に行った。この間、実装科学関連の学会発表を6題、公衆衛生看護における実装科学活用に関するセミナーを3回行った(関連学会での自主開催2回、オンラインでの学習会開催1回)。当初、デルファイ調査を実施するまでを1年目の目標としていたが、倫理審査の承認までの進捗となった。
主な実績:【学会発表】岡本玲子,小出恵子,和泉比佐子,平野美千代,岩本里織:公衆衛生看護実践を推進するタイプ 3 エビデンスの評価指標と適用モデルの開発:計画 D&I 科学研究会(保健医療福祉における普及と実装科学研究会)第 9 回学術集会、2023年7月1日、ウインクあいち
【論文】下田和美怜,岡本玲子,宮本圭子他:実装科学の視点からみた保健師の事業化・施策化能力の課題、大阪大学看護学雑誌30(1)、2024年3月
Mana Fujioka,Reiko Okamoto,Keiko Miyamoto,et al., Best Practice Transfer by Public Health Nurses in Japan: Actual Conditions and Related Factors. BMC Nursing (in printing).

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

1年目は評価指標の枠組みと項目を明確化とデルファイ調査の実施までを目指していた。研究会議をオンラインにて5回、学術集会時に対面にて3回開催し、評価指標と実践モデルを構成する枠組みと項目案の明確化に取り組んだが、実装科学の先行研究で開発されたモデルが多数あり、各種モデルを理解することと、活用できるモデルや項目を選定することに時間を要したため、枠組みと項目の明確化が遅れた。これにより、デルファイ調査の質問紙の作成も遅れたため、倫理審査の承認までの進捗となり、調査の実施は2年目に持ち越すこととなった。

今後の研究の推進方策

今後、次の計画にて研究を推進する。
1年目 2023年度: 1) 評価指標開発の準備と、2) 枠組み・項目設定のためのデルファイ調査(専門家パネルへの複数回調査で合意を目指すコンセンサスメソッド)の準備を行った。
2年目 2024年度:1)デルファイ調査の実施と分析:研究参加者:公衆衛生専門職(47都道府県と110の保健所政令市・特別区の統括保健師とその上司/課長級以上の専門職),公衆衛生看護教育研究者(全保健師養成校の公衆衛生看護学責任者)、調査内容:1回目:評価指標の枠組みと項目案への意見収集、別途研究協力者リクルート、2回目:1回目の結果提示とご意見に基づく修正案、活用方法等への意見収集、3回目:2回目の結果提示とご意見に基づく修正案、活用手引き案への意見収集
2)調査結果を受けて評価指標と適用モデルの試案を作成、実用性検証(準備)
3年目 2025年度:実用性の検証
4年目 2026年度:研究成果の普及

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 実装科学の視点からみた保健師の事業化・施策化能力の課題2024

    • 著者名/発表者名
      下田和美怜,岡本玲子,宮本圭子,小出恵子,田中美帆
    • 雑誌名

      大阪大学看護学雑誌

      巻: 30 号: 1 ページ: 55-63

    • DOI

      10.18910/94630

    • ISSN
      21898820
    • 年月日
      2024-03-31
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Best Practice Transfer by Public Health Nurses in Japan: Actual Conditions and Related Factors.2024

    • 著者名/発表者名
      Mana Fujioka,Reiko Okamoto,Keiko Miyamoto,Keiko Koide,Masako Kageyama,Kazuko Saeki,Kazue Hirokane,Fusami Nagano,Shinji Takemura
    • 雑誌名

      BMC Nursing

      巻: 23:253 ページ: 1-13

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 公衆衛生看護における事業実装力向上プログラムの開発:ランダム化比較試験2024

    • 著者名/発表者名
      宮本圭子,岡本玲子,小出恵子,下田和美怜
    • 学会等名
      第12回日本公衆衛生看護学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 公衆衛生看護実践を推進するタイプ 3 エビデンスの評価指標と適用モデルの開発:計画2023

    • 著者名/発表者名
      岡本玲子,小出恵子,和泉比佐子,平野美千代,岩本里織
    • 学会等名
      D&I 科学研究会(保健医療福祉における普及と実装科学研究会)第9回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 保健師の事業実装力の関連要因:全国調査2023

    • 著者名/発表者名
      下田和美怜,岡本玲子,宮本圭子,小出恵子
    • 学会等名
      日本地域看護学会第26回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 地域保健における先進優良事例の横展開に焦点をあてた事業実装展開モデルの開発2023

    • 著者名/発表者名
      岡本玲子,小出恵子,宮本圭子,下田和美怜
    • 学会等名
      日本地域看護学会第26回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 保健師の事業実装力の関連要因(事業実装点検シート領域別):全国調査2023

    • 著者名/発表者名
      下田和美怜,岡本玲子,宮本圭子,小出恵子
    • 学会等名
      第82回日本公衆衛生学会総会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 公衆衛生看護における事業実装力向上 Web プログラムの効果の検討2023

    • 著者名/発表者名
      宮本圭子,岡本玲子,小出恵子,下田和美怜
    • 学会等名
      第82回日本公衆衛生学会総会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [備考] 保健師のワザ 学習と実装のプラットフォーム:事業実装と横展開の公衆衛生看護技術

    • URL

      https://www.phn-waza.com/

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [備考] すきっと保健師(保健師の学習会):事業の新設・改善に必須の”事業実装

    • URL

      https://plaza.umin.ac.jp/phnspace/dl/materials_on_the_day_21.pdf

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

URL: 

公開日: 2023-04-18   更新日: 2024-12-25  

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