研究課題
基盤研究(B)
脳卒中から数週間後に“脳卒中後疼痛”と呼ばれる、難治性の疼痛症状が出現することがある。近年、この病態に関連する神経可塑性が報告されてきているが、症状と可塑性の時間的な前後関係を示した研究はなく、発症を予測するバイオマーカー発見にはまだ至っていない。本研究では、動物モデルを用いて皮質の神経活動から発症を予測するバイオマーカーを確立することを目的とする。さらに、このバイオマーカーを指標に、適切なタイミングで神経細胞の活動に介入し、将来的な症状出現の個体運命を変えられるのか検証する。