研究課題/領域番号 |
23K27960
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補助金の研究課題番号 |
23H03270 (2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
片野坂 友紀 金城学院大学, 薬学部, 准教授 (60432639)
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研究分担者 |
片野坂 公明 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (50335006)
中村 一文 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (10335630)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2025年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2024年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2023年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 骨格筋 / TRPV2 / メカニカルストレス / ノックアウトマウス / 肥大 / 筋幹細胞 / 分化 / 融合 / 心臓 / 幹細胞 / メカノバイオロジー |
研究開始時の研究の概要 |
骨格筋は、『動けば肥大し、動かなければ痩せる』というユニークな性質を持つが、これを支える骨格筋の機械受容の分子基盤は不明である。本研究では、独自に開発した成熟骨格筋繊維特異的あるいは筋衛星細胞特異的TRPV2cKOマウスを駆使して、機械刺激に依存した骨格筋肥大におけるTRPV2の役割を詳細に解析し、骨格筋の機械刺激応答機構の理解を深化させ、筋肥大発症機構の解明を目指す。この結果は、骨格筋老化の予防・克服に向けたストラテジーの確立に役立つと考えられる。
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研究実績の概要 |
骨格筋は、『動けば肥大し、動かなければ痩せる』というユニークな性質を持つが、これを支える骨格筋の機械受容の分子基盤は不明のままである。我々は、TRPV2チャネルが様々な細胞の機械刺激応答に必須であることを明らかにしてきた(Katanosaka et al., Nature Commus, 2014; 2019; The 4th International TRP meeting, 2021; Nakamoto et al., Arthiritis Rheumatol, 2021; Katanosaka et al., Sci Rep, 2018)。本研究では、独自に開発したTRPV2cKOマウスを駆使して、機械刺激に依存した骨格筋肥大におけるTRPV2の役割を詳細に解析し、骨格筋の機械刺激応答機構の理解を深化させ、筋肥大発症機構の解明を目指す。本年度は、TRPV2の筋幹細胞の役割に着目して、細胞の分化や融合がTRPV2発現に依存していることを明らかとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
TRPV2の筋幹細胞の役割に着目して、細胞の分化や融合がTRPV2発現に依存していることを細胞レベルで明らかにしただけでなく、マウス個体レベルでも検証したため。
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今後の研究の推進方策 |
筋幹細胞におけるTRPV2の意義を分子レベルで明らかにする予定である。また、個体レベルでのメカニカルストレス負荷に対する筋幹細胞の役割を明確にし、これがTRPV2依存的であるかを検証する。
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