研究課題
基盤研究(B)
自然界の同期メカニズムを利用して、センサーネットワークにおける多数のセンサーの測定の高精度化・高次化手法を提案する。各センサーノードにおける定期的に測定するセンサーを振動系として捉え、心筋細胞などの同期メカニズムを利用して、センサーの測定周期や測定タイミング(位相)を制御する。本提案は多数センサーノード間でセンサーの測定タイミングを均等にずらす、またはひとつに揃えることを可能にし、センター単体の限界を超えたサンプリングレートで時系列データを測定するなど、実用的な効用も大きい。また、スケーラブルかつ通信遅延の影響が少ないという特徴をもち、応用範囲は広い。