研究課題
基盤研究(B)
IoT時代の暗号デバイスは、次々と登場する新たな物理攻撃の脅威に直面している。サイドチャネル攻撃は、デバイスから漏洩する電力などから秘密鍵を導出する攻撃である。攻撃者の能力がさらに高くなった場合には、レーザーフォールト攻撃やプロービング攻撃といった故障攻撃の脅威を想定しなければならない。サイドチャネル攻撃に対しては、理論的安全性にもとづくアルゴリズムレベルでの対策が提案されているが、故障利用解析に対する対策は未だない。本研究では、実証実験による安全性評価を通じて、これまでのアルゴリズムレベルでの物理攻撃対策を再考し、理論的安全性にもとづく故障攻撃対策の提案を行い、物理攻撃対策の体系化を図る。