研究課題
基盤研究(B)
本研究では、バーチャルリアリティ(VR)環境下での重力方向が、現実の重力方向と異なる場合に生じ得るVR酔いに着目し、その影響要因として、重力方向のズレ量と観察時間、ズレの時間変化、移動や歩行の能動性、現実の床面の傾斜などの効果を明らかにする。その上で、従来、オプティック・フローの下で明らかにされてきたVR酔いにおける影響要因の特性との相違を明らかにする。これによりVR酔いの基本的メカニズムの解明と、VR環境利用のための人間工学指針の整備とが可能となる。