研究課題
基盤研究(B)
ヒトがモノに触れると、多彩で繊細な感覚や感情が喚起され、時にそのモノに「魅力」を感じる。われわれはヒトが触覚を感じるメカニズムを明らかにしてきた。しかし、同じモノに触れ、同じような触覚を感じても、喚起される感情はヒトによって異なる場合が多く、“触れること”によって心が魅了されるプロセスは分かっていない。本研究では、力をはじめとする外部刺激をセンシングしながら官能評価/生理測定を行う「その場観察/網羅型触覚センシングシステム」を用いて、一人一人が何かに魅了されるプロセスをモデル化する。さらにこのモデルを利用して樹脂/クリーム系感性材料を調製する。