研究課題
基盤研究(B)
社会総コストを最小化しつつ,次世代IoT技術に裏付けられた社会情報システムを整備することで,個々の意志決定に直接アクセスする社会的介入を行い,効率的に感染症を封じ込めるとのコンセプトに基づき,その実現可能性を評価し,感染症をダイナミック制御するための社会実装概形を提示する.採り得る選択肢に応じて,どのような対策を,どのタイミングで,系のどこに配置することが社会最適となるかを人工社会実験で予測評価し,成員個々にIoTデバイスを通じて個別のオファーをすることで感染状況に応じた先読み制御する.予測評価の枠組みを構築するとともに,求められる社会情報システムの基礎デザインおよび社会実装への道筋を示す.