研究課題
基盤研究(B)
煙・炎・水などの流体現象に関するリアルな映像を生成する手段として、3 次元数値流体解析を利用する方法が主流であるが、計算コストが極めて高い点が問題である。そこで、3 次元と2 次元の数値流体解析を併用した画期的な高速化手法を開発する。計算の一部を2次元の数値解析に置き換えることで問題の次元を下げ、計算の効率化を図る。低解像度の3 次元解析によって大域的な流れを計算し、局所的で高解像度の乱流成分を2次元解析によって生成する。これによりリアリズムを補償した上で、各段の高速化を実現する。本研究により、超高解像度でリアリズムの高い流体現象の高速な生成が可能となる。