研究課題
基盤研究(B)
本研究では、これまで解明できなかった多相反応系への低温反応場の効果を定量的に評価する。具体的には、単一エアロゾル粒子を冷却しつつ、その場で反応を追跡できる単一粒子分光分析法を開発し、エアロゾル相の温度と多相反応速度定数の定量的な関係を数式化する。その関係式を大気化学モデルへ実装し、今までにない「低温多相反応系」を考慮した地球規模でのエアロゾル反応系を構築、そして気候変動や健康影響の予測精度の向上に貢献する。