研究課題
基盤研究(B)
「DNA二重鎖切断を誘発しない低線量・低線量率被ばくでは、水晶体上皮細胞に生じる酸化ストレスが分化異常を引き起こし、微小混濁形成の原因となる」という仮説をたてた。それを検証するため、まず水晶体の職業被ばくが生じるIVRに従事する医療スタッフの水晶体被ばく線量に関するデータを収集する。そして本研究で樹立する正常水晶体上皮細胞や、水晶体の細胞配列を2次元細胞培養系などよって再現する独自に開発してきたモデルを活用して仮説を検証する。また、生物実験の線量率よりもさらに低い線量率の長期被ばくモデルについても検討する。