研究課題
基盤研究(B)
本研究では音響・映像観測とバイオロギングを組み合わせた自律・自動型の生態観測システムを新たに開発し、海鳥が繁殖する無人島で稼働させる。このシステムは、太陽光で発電を行い、モバイル通信網を介してリアルタイムでインターネットへとデータを送信する。一連の観測システムによって、無人島で繁殖するオオミズナギドリの生態を包括的に観測し、漁業活動との軋轢や気候変動と個体群動態の関係を定量的に評価する。自律・自動型の生態観測システムを開発することで、野生動物の生態観測を世界中のあらゆる場所で実現するための技術的基盤を確立する。