研究課題
基盤研究(B)
河川水などの環境媒質を直接DNA分析し、生息する微生物から動植物まで網羅的に解析する「環境DNA」について、沖縄県などの島嶼系をモデルとして「全生物的な環境DNA解析技術」を開発、実施する。例えば細菌と動物、病原体と宿主生物、外来種と希少種、捕食者と被捕食者、機能遺伝子配列などが、生物界や種を超えて同時にDNA検出される。この特性を活かし、従来はアプローチが困難だった生物・環境・生態・医学の問題解決へ発展させることを目的とする。このような環境DNAの同時検出性=「環境DNA相関」に基づいた生物間相互作用解析、環境因子・人間活動負荷解析などをDNAビッグデータ化し、新しい環境科学を推進する。