研究課題
基盤研究(B)
環境配慮行動は心理的障壁によって阻害されることが知られている。また、自然・生活環境は環境を意識し始める契機(きっかけ)になりうるが、障壁を緩和・形成するいずれの作用も示唆される。本研究課題は、「環境配慮行動における心理的障壁を形成・緩和する『きっかけ』体験とは何か」「『きっかけ』体験を生む地域環境社会特性とは何か」を明らかにする。社会経済・自然環境特性の異なる国内複数地域を対象に地域横断聞き取り調査および質問紙調査を行い、環境問題への気付き(感受)をもたらす「きっかけ」体験が生まれやすい地域環境社会的状況の提案を目指す。