研究課題
基盤研究(B)
本研究の目的は,個人がモノを使用する際に生じる主観的な経験・思い出・愛着のような感情的側面がモノに対する主観的価値を変動させるダイナミクスを明らかにしたうえで,適切なタイミングで所有するモノの主観的価値の再評価を促すインタラクションデザインを構築し,主観的価値の総和と資源利用の効率を向上させる方法論を明らかにすることである.具体的には、 (1) モノに対する個人の主観的価値の生成原理と変動ダイナミクス,(2) 個人の主観的価値の再評価を促す方法,(3) 社会での総合的価値と流動性の向上可能性の3点に関する方法論の構築とインタフェースの提案を並行し,実践的に検証する.