研究課題
基盤研究(B)
高齢化の進展に伴い、脳疾患の患者数は今後さらに増加するため、革新的治療法の開発は喫緊の課題である。ゲノム編集はこれら多くの難治性疾患に対する根本治療になりうる革新的技術である。本研究ではこれまでに開発した肝臓標的型Cas9/gRNA複合体搭載脂質ナノ粒子を基盤とし、①RNP導入メカニズムに基づく脂質材料の最適化、および、②新規脳標的化材料の開発を両輪とし、全身投与により脳組織で遺伝子ノックアウトを誘導する新規LNP製剤を実現することを目的として研究を推進する。