研究課題
基盤研究(B)
低分子医薬、抗体医薬をデザインして治療効果を高める研究はこれまで盛んに検討されてきた。しかし近年は、極めて高い治療効果から創薬開発の中心が細胞医薬に移行しつつある。特に細胞をデザイン(遺伝子操作や薬剤投与など)することで医療効果を高める研究、デザイナー細胞の培養法や投与法の検討 に関する研究が世界的に注目を集めている。本研究では、先ずは脂肪組織由来間葉系幹細胞のデザイン化から研究を開始し(1)機能性ナノキャリアによるデザイナー細胞の創製(2)デザイナー細胞の大量培養法の確立(3)標的部位へのターゲティング能を有するデザイナー細胞の構築とその体内動態評価について検討する。