ハイパーサーミアのためのワイヤレス温度計測・定温加熱システムの構築

• 研究課題/領域番号: 23K28445
• 補助金の研究課題番号: 23H03757 (2023)
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金 (2024); 補助金 (2023)
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分90130:医用システム関連; 小区分90140:医療技術評価学関連; 合同審査対象区分:小区分90130:医用システム関連、小区分90140:医療技術評価学関連
• 研究機関: 秋田大学
• 研究代表者: 水戸部 一孝 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (60282159)
• 研究分担者: 齊藤 元 岩手医科大学, 医学部, 教授 (20323149)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円); 2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2023年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
• キーワード: ハイパーサーミア / 末期ガン / 低侵襲治療 / ワイヤレス温度計測 / 誘導加熱 / 悪性腫瘍 / ターミナルケア / 感温磁性体

研究開始時の研究の概要

手術困難な末期の肺がん患者は年間78,000人を超えており，QOLを維持しながら肺がんと共存する緩和ケアの技術が必要とされている。我々は，腫瘍部に注射した「発熱の種」に体表面から高周波磁場をあてることで，正常細胞にダメージを与えずに腫瘍部だけを攻撃する温熱療法（ハイパーサーミア）技術の実現を目指している。本申請では，要素技術として「ワイヤレス位置・温度計測装置」および「ワイヤレス粘性・導電率計測手法」を新たに実現することで，治療効果を評価する到達温度，悪性腫瘍の崩壊に伴う物性値の変化の計測手法を考案し，既存の薬物療法の効果を向上させる低侵襲治療技術の実現を目指す。