力学的負荷の計測・見える化・自動識別による人工股関節挿入支援システム基盤開発

• 研究課題/領域番号: 23K28458
• 補助金の研究課題番号: 23H03770 (2023)
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金 (2024); 補助金 (2023)
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分90130:医用システム関連; 小区分90140:医療技術評価学関連; 合同審査対象区分:小区分90130:医用システム関連、小区分90140:医療技術評価学関連
• 研究機関: 順天堂大学
• 研究代表者: 本間 康弘 順天堂大学, 医学部, 准教授 (80732883)
• 研究分担者: 石島 旨章 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (70365576) ; 馬場 智規 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (40317459) ; 佐藤 太一 東京電機大学, 工学部, 教授 (50266871) ; 村上 祐貴 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (70509166)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2025年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円); 2024年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2023年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
• キーワード: 人工股関節 / 人工関節 / 音響工学 / 聴知覚 / AI / 叩打音

研究開始時の研究の概要

人工股関節手術は、経験や主観的判断に基づき行われ、合併症発生と成績格差の存在が課題である。我々は、人工関節挿入時の力学的負荷に関する客観的情報を術者が常に把握しながら手術を行うことで課題を克服できないかと着想した。本課題は、革新的手術支援システムの基盤構築を目的とし、１)人工股関節挿入時の局所的力学的負荷環境、２)人工股関節挿入時の叩打音特性の基本原理、３)人工股関節挿入時の「力学的負荷の計測」・「見える化」・「自動識別」という医療機器に必要な要素技術の3つを明らかにする。これらの成果は、合併症の減少と手術成績の均てん化による健康寿命の延伸といった世界の多くの人々に貢献する技術開発につながる。