建築構造物の地震後継続使用性向上のための自己調心型ハイブリッドダンパーの開発

• 研究課題/領域番号: 23KF0046
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 外国
• 審査区分: 小区分23010:建築構造および材料関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 聲高 裕治 京都大学, 工学研究科, 教授 (80343234)
• 研究分担者: HU SHULING 京都大学, 工学研究科, 外国人特別研究員
• 研究期間 (年度): 2023-04-25 – 2025-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円); 2024年度: 700千円 (直接経費: 700千円); 2023年度: 700千円 (直接経費: 700千円)

研究開始時の研究の概要

建築物における従来の耐震設計ではエネルギー吸収性能に主眼がおかれてきたが，地震後に大きな残留変形が生じてしまい，建替えなければならない場合が多い。一方で，形状記憶合金などを用いて残留変形の抑制を意図した開発も行われているが，このような制振装置はエネルギー吸収性能に乏しいという課題を有している。これに対して，研究分担者のHuらは，従来の耐震構造と比べてエネルギー吸収性能を損なわずに残留変形を低減できる新しい装置として，ハイブリッド自己調心ダンパーを考案している。本研究は，ハイブリッド自己調心ダンパーを適用した建築物のライフサイクルコストを目標性能とした設計の枠組の提案を目指すものである。