インターネット上のサービスを利用する時、画面にチャットボットやアバターと呼ばれる、人間や生き物のような姿をしたエージェントが表示されることがよくある。本研究は、人間や生き物のようなエージェントとの対話が、私たちのウェブサービスを理解することに対していかなる影響を与えているのか、また、その存在は何をわかりやすく示し、何を隠しているのかを、メディア・リテラシーの観点から実証的に明らかにすることを目的としている。このことを通じて、人間がデジタル技術を理解し、活用する際に、それらを人間あるいは生物のようなものとして隠喩的に理解し、関係性を構築することの意義と課題を明らかにしたいと考えている。
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