研究課題/領域番号 |
23KF0163
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 外国 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
兪 史幹 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (30768213)
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研究分担者 |
CAMPBELL JAMES 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2023-09-27 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2025年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2024年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2023年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | エレボーシス |
研究開始時の研究の概要 |
近年ショウジョウバエの腸において新しい細胞死エレボーシスが発見された。本研究計画は、エレボーシスの分子機構を探索するものである。方法として、腸細胞の培養細胞系を樹立後、CRISPRスクリーニングを行う。まず一年目に、ショウジョウバエの腸幹細胞を培養する実験系を立ち上げる。腸幹細胞の培養細胞系を樹立した後、ノッチシグナルの活性化により、腸細胞に分化させることを目指す。2年目に、この培養細胞系におけるエレボーシスの実験系を用いて、gRNAのライブラリープールをトランスフェクションさせ。エレボーシスが起きていない細胞を選抜することにより、どの遺伝子がエレボーシスに必須であるか明確化する。
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研究実績の概要 |
近年ショウジョウバエの成虫の腸において新しい細胞死エレボーシスが見つかった。エレボーシスは腸の細胞ターンオーバーに関わると考えられるが、その分子機構は不明である。本研究計画は、腸細胞のエレボーシスの分 子機構を探索するものである。方法として、腸細胞の培養細胞系を樹立後、CRISPRスクリーニングを行う。まず一年目に、ショウジョウバエの 腸幹細胞を培養する実験系を立ち上げる。腸幹細胞の培養細胞系を樹立した後、ノッチシグナルの活性化により、腸細胞に分化させることを目 指す。腸細胞に分化させると、エレボーシスが起こると予想される。2年目に、この培養細胞系におけるエレボーシスの実験系を用いて、gRNA のライブラリープールをトランスフェクションさせ、エレボーシスが起きていない細胞を選抜する。選抜された細胞のgRNAをwhole genome sequencingにより確定することで、どの遺伝子がエレボーシスに必須であるか明確化する。
今年度は、腸細胞の培養実験系の立ち上げを試みた。ショウジョウバエの腸幹細胞をラベルするtransgenicである、esg- gal4, UAS-GFP個体から腸を解剖して摘出し、細胞をトリプシンで分離後、培養した。培養条件によって、GFP positiveの腸幹細胞の培養が可能であることがわかった。今後は、培養した腸幹細胞の増殖を操作するための条件を決めてゆく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに進行している。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、腸細胞の培養系の立ち上げを行なっていく。
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