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シミュレーションとデータサイエンスを融合した変化予兆検知による未知リスク検知

研究課題

研究課題/領域番号 23KJ0419
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分基金
応募区分国内
審査区分 小区分60030:統計科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

結城 凌  東京大学, 情報理工学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2023-04-25 – 2024-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2023年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2024年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2023年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード情報論的学習理論 / 統計的モデル選択
研究開始時の研究の概要

近年機械学習・AI分野で変化予兆検知というキーワードが注目されている.なぜならば,時系列データの変化はその背後にリスクが結びつくため,それらの予測によりリスクを未然に防ぎたいというモチベーションがあるからである.例えば経済データには経済危機,セキュリティログには不正アクセス,そして感染症流行データには感染爆発というような重大なリスクが結びつく.本研究はデータが十分に存在しないという意味での未知リスクの検知を目的とする.そして,データサイエンスとシミュレーションを融合した変化予兆検知という方法により未知リスク検知を実現する.

研究実績の概要

1.双曲グラフ埋め込みにおける、分解型正規化最尤符号長を用いた最適次元数選択。グラフ埋め込み手法は、ノードとその関係を連続空間上で表現するのに非常に効果的な手法です。本研究では、双曲空間と呼ばれるタイプの空間のグラフ埋め込み手法を統計的モデル選択の問題として定式化し、その最適な次元数を記述長最小原理に基づく手法である分解型正規化最尤符号長を用いて選択する手法を提案しました。
2.グラフ埋め込みにおける、分解型正規化最尤符号長を用いた最適次元・曲率選択。本研究ではいたるところで定曲率をもつ、ユークリッド空間(0曲率)・双曲空間(負曲率)・球面(正曲率)の3つをグラフ埋め込み空間の候補集合とします。そしてその空間の次元数と曲率を同様に分解型正規化符号長を用いて選択する手法を、1を拡張する形で提案しました。なお本研究の成果は情報論的学習理論ワークショップ(IBIS2023)およびinternational conference on data mining (ICDM2023)において発表されました。
3.一般類似度グラフ埋め込みにおける、スパースモデリングを用いた最適次元数選択。本研究ではGroupLassoと呼ばれるスパースモデリングを用いて、まず十分に高い次元をグラフ埋め込みモデルに設定したのちそれを削減することで、最適な次元数を決定する手法を提案しました。また、次元数の決定は同様に記述長最小原理に基づく正則化正規化最尤符号長という手法を用いました。現在本論文は雑誌への投稿を検討中です。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Dimensionality selection for hyperbolic embeddings using decomposed normalized maximum likelihood code-length2023

    • 著者名/発表者名
      Yuki, R., Ike, Y. & Yamanishi, K
    • 雑誌名

      Knowledge and Information Systems

      巻: 65 号: 12 ページ: 5601-5634

    • DOI

      10.1007/s10115-023-01934-2

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Dimensionality and curvature selection of graph embedding using decomposed normalized maximum likelihood code-length2023

    • 著者名/発表者名
      Yuki, R., Suzuki, A., & Yamanishi, K
    • 学会等名
      international conference on data mining (ICDM) 2023
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] DNML符号長を用いたグラフ埋め込みの次元・曲率選択2023

    • 著者名/発表者名
      結城凌, 鈴木惇, 山西健司
    • 学会等名
      情報論的学習理論ワークショップ(IBIS2023)
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2023-04-26   更新日: 2024-12-25  

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