研究課題
特別研究員奨励費
世界でも最も海洋プラスチックごみによる汚染が深刻とされる北太平洋において、表層にプラスチックごみが出現してから現在に至るまでの70年間にわたる汚染過程を保存試料を用いた実測データによって高解像度で明らかにするとともに、そのサイズ、ポリマー組成、劣化度、付着生物相の変遷を解析することで表層からの除去過程を検討し、海洋プラスチックごみ全体の約99%に当たりながらもいまだ把握できていないとされるミッシングプラスチックの行方と海洋低次生態系への汚染の影響を考察する。