研究課題/領域番号 |
23KJ1235
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
勝島 倫子 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2023-04-25 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2024年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2023年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 重症児 / 周産期メンタルヘルス |
研究開始時の研究の概要 |
近年、産後うつや産後PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの周産期メンタルヘルス問題が重要視される中、地域での支援体制の強化が求められている。医療の発展の影で重症児の出生数が増加している現状を踏まえ、本研究では、重症児の出生に関連する周産期メンタルヘルス問題に着目し、地域母子保健支援体制の確立を目指す。 具体的には、①疫学研究(コホート研究)により、重症児出生と周産期メンタルヘルス問題の関連を明らかにするとともにハイリスクな母親を特定し、②システマティックレビューにより、ハイリスクな母親に対する地域支援の介入方法について信頼できる質の高いエビデンスを構築する。
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研究実績の概要 |
重症児出生と周産期メンタルヘルス問題の関連を検討するにあたって、周産期メンタルヘルス問題を軽減するための介入方法として、視空間課題が有効ではないかという示唆を得た。そこで2023年度は、視空間課題がメンタルヘルス症状を改善するための有効性を本当に持っているのかどうかについて、周産期分野に限定せずにシステマティックレビューとメタアナリシスを行った。 さらに、重症児出生による周産期メンタルヘルス問題の改善に向けて、視空間課題を用いたランダム化比較試験を計画した。2023年度は、倫理委員会へ研究実施についての審査を依頼して承認を得ることができた。また、データ収集開始に向けて、準備を整えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
期間内に目標サンプル数のデータ収集を達成するためには研究実施機関を増やす必要があるものの、新たな研究実施機関を探すことに難航しているため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度も、2023年度に行ったメンタルヘルス症状改善に向けた視空間課題による介入方法についてのシステマティックレビューとメタアナリシスを継続して行っていく。2024年度中に結果をまとめて、査読付き国際医療雑誌への投稿を予定している。 さらに、重症児出生による周産期メンタルヘルス問題の改善に向けた視空間課題によるランダム化試験についても、研究実施機関を検討した上で、データ収集を開始する予定である。データ収集が終了次第、結果をまとめて査読付き国際医療雑誌への投稿を目指す。
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