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ポスト・ルーブリックの学習評価論の構築

研究課題

研究課題/領域番号 23KJ1542
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分基金
応募区分国内
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

石田 智敬  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2023-04-25 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードポスト・ルーブリック / ルーブリック / 学習評価
研究開始時の研究の概要

近年、学習評価論では、(1) 公平で公正な評価の実現と、(2) 学習改善に寄与する形成的フィードバックの促進を意図して、ルーブリックと呼ばれる評価基準表を評価実践に用いることが、国際的に推奨され支持されてきた。しかしながら、昨今、ルーブリックを用いることの諸問題が、理論と実践の両面で浮き彫りになりつつある。そこで本研究は、「ポスト・ルーブリック」の学習評価論を構築することを目指す。本研究の目的は、ルーブリック論の到達点(何が出来て、何が出来ないのか)を明らかにし、その諸課題を乗り越えるポスト・ルーブリックの学習評価論をいかに構想できるのか、その新しい理論的・実践的枠組みを創出することである。

研究実績の概要

近年の学習評価論においては、(1) 公平で公正な評価判断の実現、並びに、(2) 学習改善に寄与する形成的フィードバックの促進を意図して、ルーブリックと呼ばれる評価基準表を評価実践に用いることが、国際的に推奨され支持されてきた。しかしながら、昨今、ルーブリックを用いることの問題が、理論と実践の両面で浮き彫りになりつつある。そこで、本研究は、「ポスト・ルーブリック」の学習評価論を構築することを目指した。本研究の目的は、ルーブリック論の到達点(何が出来て、何が出来ないのか)を明らかにし、その諸課題を乗り越えるポスト・ルーブリックの学習評価論をいかに構想できるのか、その新しい理論的・実践的枠組みを創出することである。本研究では、学術的な基礎研究、並びに、実践現場とのアクション・リサーチを行うことで、上述の目的を達成する。2023年度においては、学術的な基礎研究として、ルーブリックに関連する学術文献の批判的レビューを行った。学習評価においてルーブリックを用いることについて、推進者と批判者との論争を分析することで、ルーブリックの理論的到達点と課題を一定明らかにした。また、オルタナティブとしてのポスト・ルーブリックのアプローチがどのように構想されうるかの手がかりを得た。これらの研究成果の一部については、国内外の大学で口頭発表を行った。また、研究課題に関する学校現場とのアクション・リサーチも着実に進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度においては、学術的な基礎研究として、ルーブリックやフィードバックに関連する学術文献の批判的レビューを行った。推進者と批判者との論争を分析することで、ルーブリックやフィードバック論の理論的到達点と課題を一定明らかにすることができた。また、学校現場とのアクション・リサーチも着実に実施することができている。

今後の研究の推進方策

来年度以降は、2023年度において進めた学術的な基礎研究をさらに深めていくとともに、基礎的な研究をベースとして、国外調査を実施する予定である。また、これら研究調査の成果をまとめて、関連の学会誌等での学術論文の公表を目指す。また、学校現場とのアクション・リサーチも着実に進展させる。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] University of South Australia(オーストラリア)

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 特別活動に広がる探究:実践としての探究、探究としての実践2024

    • 著者名/発表者名
      石田智敬
    • 雑誌名

      教育方法の探究

      巻: 27 ページ: 27-34

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 高等学校「物理基礎」におけるパフォーマンス評価実践の試み2023

    • 著者名/発表者名
      石田 智敬、宮川 貴彦、藤江 和也、池畑 剛、筒井 康隆
    • 雑誌名

      科学教育研究

      巻: 47 号: 2 ページ: 122-136

    • DOI

      10.14935/jssej.47.122

    • ISSN
      0386-4553, 2188-5338
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Challenging the Centrality of Feedback in Formative Assessment: Exploring Alternative Approaches to Confront Modern Perspectives2024

    • 著者名/発表者名
      Tomohiro Ishida
    • 学会等名
      Hong Kong University and Kyoto University Joint Roundtable
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 中等教育における探究学習をめぐる現状:生起している探究実践の多様性をどう理解するか2024

    • 著者名/発表者名
      石田智敬
    • 学会等名
      京都大学大学院教育学研究科E.FORUM主催公開シンポジウム「深まりのある探究へと生徒をどう導くか」
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 広尾学園・医サイコースにおける「研究活動」を軸とした探究のカリキュラム2023

    • 著者名/発表者名
      田中孝平・岡村亮佑・石田智敬
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] サドラーは学習評価論をどう体系化したか2023

    • 著者名/発表者名
      石田智敬
    • 学会等名
      現代における学習評価の理論と実践:その可能性の探究 連続セミナー (神戸大学)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-26   更新日: 2024-12-25  

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