樹状細胞の感染応答遺伝子発現におけるクロマチン高次構造の役割

• 研究課題/領域番号: 23KJ1764
• 研究種目: 特別研究員奨励費
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 国内
• 審査区分: 小区分49030:実験病理学関連
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 菊池 健太 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特別研究員(PD)
• 研究期間 (年度): 2023-04-25 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)

研究開始時の研究の概要

樹状細胞(DC)は感染時における生体防御応答を担う極めて重要な免疫細胞である。これらの細胞はToll様受容体などからの刺激により、サイトカインなどの炎症性遺伝子を極めて迅速に発現することができる。しかし、『なぜDCが感染刺激応答性遺伝子を素早く発現できるのか?』については不明な点が多い。申請者は最近、DCの感染刺激応答遺伝子領域において、TADと呼ばれるクロマチン高次構造が、感染前にすでに確立されていることを発見した。そこで本研究ではこのTADの感染刺激前準備の意義を検証する。これによりDCによる迅速な自然免疫応答の基本原理を明らかにする。