研究課題/領域番号 |
23KJ1775
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分49060:ウイルス学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
豊田 真子 熊本大学, ヒトレトロウイルス学共同研究センター, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2023-04-25 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 新型コロナウイルス / 変異株 / 中和抗体応答 |
研究開始時の研究の概要 |
HIV-1などのウイルスにおける感染様式の1つとして、感染細胞と非感染細胞が直接接触して一度に大量のウイルスを受け渡す「Cell-to-Cell感染」があるが、新型コロナウイルスにおけるウイルス感染様式はいまだ不明な点が多い。本研究では、臨床分離コロナウイルス感染細胞を用いた、Cell-to-Cell感染様式評価系の構築を行い、変異株間における伝播効率や中和抗体応答への差を明らかにし、関連する宿主受容体・分子の同定を目指す。
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研究実績の概要 |
HIV-1などのウイルスにおける感染様式の1つとして、感染細胞と非感染細胞が直接接触して一度に大量のウイルスを受け渡すCell-to-Cell感染があるが、新型コロナウイルスにおけるウイルス感染様式はいまだ不明な点が多い。これまでに、我々はデルタ株に特徴的なスパイクのL452R変異がウイルスの感染性および融合を高めること明らかにしており、他のウイルス同様、新型コロナウイルスにおいてもCell-to-Cell感染が起こり、それが中和感受性や病態形成に関わるのではないかと考えた。本研究では、新型コロナウイルス感染細胞を用いた、感染様式評価系の構築を行い、変異株間における伝播効率や中和抗体応答への差を明らかにすることを目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
いくつかの細胞株に新型コロナウイルスの宿主細胞受容体として知られている受容体を導入し、ウイルス複製を確認した。また、膜融合測定系の構築も進めており、化学発光等で感染を検出する系の構築も進めている。
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今後の研究の推進方策 |
確立した評価系を用いて、中和抗体応答に加えて、細胞性免疫応答の評価にも展開していく。
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