研究課題
特別研究員奨励費
本研究は、1940年の体制転換により成立したリトアニア「人民政府」の、諸勢力による「連合」としての実態を分析することを目的とする。より具体的には、次の3点を明らかにする。(1)「人民政府」内の諸勢力は、それぞれどのような新体制構想を描いていたのか。(2)「人民政府」内の諸勢力は、どのような関係にあったのか。また、その勢力間関係が、それぞれの体制構想にどのような影響を与えたのか。(3)ソヴェト政府による介入は、諸勢力の体制構想や勢力間関係にどのような影響を与えたのか。上記目的を達成するため、当時の党機関紙や在外公館史料など、各地の文書館が所蔵する一次史料の分析を行う。