研究課題
特別研究員奨励費
近年、ナノ粒子の農学的利用は注目を集めているが、その報告は植物に対する施用効果を調査した研究がその大半を占める。しかしながら、ナノ粒子表面には生体分子の修飾が可能であることから、農薬や化学肥料の施用による環境負荷を低減する副資材としてナノ粒子利用が考えられる。そこで本研究では、ナノテクノロジーという他分野で広く利用されている技術を農業分野において応用し、植物における物質の時空間的制御を可能にすることで、新たな減肥・減農薬を達成するアプローチを提案することに加え、ナノ粒子の農学的利用を推進し得る新技術の創出を図りたい。