研究課題/領域番号 |
23KK0033
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
相馬 直子 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (70452050)
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研究分担者 |
市川 樹 東北学院大学, 地域総合学部, 講師 (30980940)
須原 菜摘 島根県立大学, 地域政策学部, 講師 (30967237)
伊集 守直 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (30468235)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2029-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2028年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2027年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2026年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2024年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 持続可能なケア社会圏・経済圏 / 少子高齢化への対応 / 地域経済の活性化 / 自由主義的福祉レジーム / 資本主義と民主主義 / 家族主義的福祉レジーム / ケア / ケア社会圏・経済圏 / 持続可能性 / 財政 / 地域経済 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、カナダのトロント大学グローバル社会政策研究センターとの共同研究により、「持続可能なケア社会圏・経済圏」を理論的・実証的に検討することを第一の目的とする。 また、国際的に活躍する若手のケアの社会科学研究者を育成し、「持続可能なケア社会圏・経済圏」の研究基盤の持続可能性を高めることで、少子高齢化への対応や地域経済の活性化に資する学術知やネットワークの提供を第二の目的とする。社会学・社会政策学・経済学の国際連携により、ケアの社会科学的研究の基盤形成を、カナダと日本の共同研究によって築いていく。
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研究実績の概要 |
本研究は、海外との共同研究により、「持続可能なケア社会圏・経済圏」を理論的・実証的に検討することを第一の目的とする。また、国際的に活躍する若手のケアの社会科学研究者を育成し、「持続可能なケア社会圏・経済圏」の研究基盤の持続可能性を高めることで、少子高齢化への対応や地域経済の活性化に資する学術知やネットワークの提供を第二の目的とする。
ケアを社会学・財政社会学・産業分析で研究し、ケアを中心に据えて社会の課題に取り組む知の体系としての「ケアサイエンス」を社会科学的にアプローチし、家庭-地域-市場-政府のケアをめぐる連関を理論的・実証的に明らかにする点に独自性があると考える。第一年目(半年)ととして、研究計画にもとづいて理論・実証それぞれ進行し、研究チーム内でも定期的にオンラインミーティングによって研究目的・方法・計画・焦点などを丁寧に議論することができ、スムーズにスタートすることができている。まずは理論的視座として、持続可能なケア社会圏・経済圏のベースとなる「ケアリング・デモクラシー」(ケアが豊かな民主主義)の翻訳を監訳者や共訳者とともに刊行することができた(2024年2月)。また、2023年10月の社会政策学会においてケアの権利・選択という視座から報告し、ケア社会圏や経済圏への研究課題への重要なインプットを得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画とおりに進行している。学会発表、理論的視座となる翻訳の刊行など、研究の基盤となる部分について成果を発信することができた。研究メンバーとも定期的に議論を行い、研究の焦点やデータ検討など具体的な作業を積み重ねており、次年度の実査の準備として順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
第二年目は、具体的に直接出向いて実査を行う年度である。そのためのミーティングも計画書とおりに進んでおり、引き続き丁寧に準備を進めて、実りある海外調査と成果報告につなげていく。
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