研究課題
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
最も激しい燃焼波であるデトネーション波を用いた回転デトネーションエンジン(RDE)は、高速燃焼によるシステムの小型高出力化と既存燃焼サイクルで最高の理論熱効率を実現する。しかしながら、非定常燃焼器特有の煩雑さによりRDEの潜在的優位性であるPressure Gain(PG)は実験的に確認されていない。本国際共同研究では、JSPS国際共同研究強化(A)にて2022年度にCalifornia Institute of Technology内に設置した予混合RDE基礎実験設備を発展させ、PGを阻害する物理メカニズムを解明するための国際的な基礎研究フレームワークを形成することを目的とする。