研究課題
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
近年、円偏光は光情報通信やセキュリティデバイス、植物育成など様々な分野への応用が期待されており、分子の不斉配向や不斉構造に基づくキラルナノ空間を有する超分子ナノ集合体やヘリカルフォルダマー分子は、多様な円偏光を生み出すとして注目が集まっている。本研究課題では、超分子ナノ集合体やヘリカルフォルダマーの超分子キラルナノ空間を柔軟なポリマーネットワークでラッピング(ソフトカプセル化)する技術の開発を目指す。不斉配向の安定化と相平衡の可変性を共存させるため、ソフトカプセルの構造最適化を検討するとともに、超分子キラルナノ空間を利用した可変・超増幅円偏光素子の創成を目指した国際共同研究を実施する。