研究課題
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
屋内環境に浮遊するラドン(天然に存在する放射性物質)は、喫煙に次ぐ2番目の肺がんのリスク因子であると認知されている。しかし、その根拠となった疫学調査で用いられたラドン濃度はバイアスとなるトロンの影響を含み、リスクを過小評価している可能性が高い。本課題は、カザフスタンのウラン鉱床開発地域をフィールドとしてラドンによる健康リスクを明らかにする。高精度にラドンを測定できる技術とカザフスタンに構築された医療情報データベースを用いることにより、確度の高いリスク評価を行う。